和田です。
 
良く聞かれることがあります。
 
「なぜ和田さんはテレビも見ないし流行にウトイのに、
何故か現代のブームや時代の大衆心理に沿ったコピーが書けるのでしょうか?
密かにテレビを見ているのではないでしょうか?」
 
という質問です。
 
テレビですね。
 
見ていません。
 
今現在(2017年9月)は
世田谷区の実家住みですので家にTVもありますが、
同居している兄共々、滅多にスイッチを付けません
 
年に1~2回くらいです。
 
兄がテニスの試合を見るのが好きなので
錦織圭がグランドスラムに出てたりする時に
珍しく居間のTVが稼働しているかどうか、
 
というぐらいです。
 
で、私はそれをチラ見する程度です。
 
年に数時間程度だと思います。
 
ネットのニュースなども見ません。
 
多分日本の総理大臣が変わっても
数ヶ月は気付きません。
 
近々引っ越しを予定していますが
新居にはTVを持っていく予定はゼロです。
 
ただしビジネスマンでもありコピーライターでも
ありますので、大勢の人の心理を把握したり
ブームをキャッチする必要はあります。
 
だから、
 
必要に応じてブームや大衆心理を
 
『リサーチ』します。
 
 
最強シンプルのリサーチの仕方
 
 
売れるコピーを書けるかどうか?
 
は『リサーチ』で9割型決まるといわれています。
 
リサーチは大事です。
 
そこで今日はリサーチの極意をお話します。
 
私のリサーチの大前提は
 
『人の本質は変わらない』
 
と思っている事です。
 
人の心理や本質は原始時代から変わっていません。
 
他人をボコボコにぶん殴ったらお金がもらえたり
女性を強姦した数が多い人が金持ちになる時代は
絶対に訪れません。
 
その上で時代の流れやブームなどリサーチしますが
あくまでリサーチするときは何かのセールスレターを書いたり、
本を書いたりする時だけです。
 
それ以外は基本的に情報を遮断しています。
 
つまり日常生活でテレビを見たり、
ニュースをチェックしたりはしません。
 
では具体的にどうやってリサーチするのか?
 
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1:結果を出している人に話を聞く
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まず、一番最初にやることは、
 
その分野で実績を出している人に
まずは話を聞きます。
 
メールなどではなくなるべく
ご飯の席で直接、相手の目を見て話を聞きます。
 
直接話をすると相手の仕草や声のトーンなどで
細かい部分までよく解ります。
 
またお酒の席であれば
 
「これは内緒ね」
 
と、
オフレコ的な話をよく聞かせてもらえます。
 
私は人と会うのが嫌いなので
なるべくメールですませたいのですが
こればかりは
 
『直接』
 
が大切です。
 
今は何が売れているのか?
それはなぜ売れているのか?
どういうやり方なのか?
お客さんのフラストレーション何か?
既存の商品にはどんな問題があるのか?
 
などがよく解ります。
 
別にビジネス関係だけではありません。
 
納得がいく人生を生きることができている人は
 
皆、私の師匠です。
 
分野によっては、
後輩や弟(小学生)、
 
同じマンションに住んでいる元ボクサーのお爺さんに
話しを伺うこともあります。
 
とにかく、遠距離やオンライン上ではなく、
 
「直接」が大事です。
 
 
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2:お客さんと直接話をする
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その次に見込み客と話をしたり
アンケートをとったりします。
 
お客さんと話をするときは
スカイプがベストです。
 
ビジネス関係の場合、
 
売り手目線と買い手目線は異なりますので
どちら側からも話を聞かないと一方通行の
プロジェクトになってしまいます。
 
お客さんからは
 
何を悩んでいるのか?
何を恐れているのか?
何にフラストレーションを感じているのか?
どんな欲や希望を持っているのか?
 
などをチェックします。
 
基本はこの2つだけです。
 
他は一世合切気持ちいいぐらいに無視です。
 
つまり、
 
日常生活で何を意識しているかを
ひとことであらわすと、
 
「対面している人の話しをしっかり聞く」
 
ということだけです。
 
超シンプルです。
 
が、信じられないくらいに強力です。
 
 
フェイス・トゥ・フェイス
抱擁コミュニケーション
 
 
私たちがコミュニケーションをとっている相手は、
「人」です。
 
私たちがセールスをかけている相手は、
「人」です。
 
個性があって、性格があって、
色んな悩みや苦悩や希望をもっていて、
 
そしてとても素晴らしい笑顔や
ひれ伏してしまうぐらいナイスなアイデアをひらめく
冴え渡る知性をもった、一人の生命体です。
 
その、”息吹”を感じること。
 
それが私の考える
 
『リサーチ』なのです。
 
メディアや雑誌や新聞やTVや
ツイッターやFBやニュースで、
 
「今、これが流行ってます!!!!」
 
「こんなブームがあります、大人気です!!!」
 
という情報が真実かどうか、
私たち一般庶民には絶対にわかりません。
 
企業のマーケティングかもしれませんし、
ヤラセやサクラかもしれません。
 
というか、ブームや時代性。
 
極論を言ってしまえば、
そんなもの、
 
いちメディアに分かるわけがありません。
 
10年、20年くらいたって、
あとから、
 
「あの時代はこういう時代性を持っていたのかもしれないな」
 
と、専門家先生が考察するものです。
 
閑話休題。
 
とにかく、専門家でもベテランでもない
私たちが大衆心理を客観的に俯瞰しようとしても
難しいのです。
 
だから、目の前の人の話をしっかりと聞く。
 
TVやニュースはウソか真実か分かりませんが、
 
目の前の人は、
 
確実に、あなたの目の前に居るのです。
 
生きて、呼吸をしているのです。
 
その、生命の息吹を感じること。
 
彼の痛み、傷、悩み、喜び、
そして、希望。
 
それを言葉から、そして
視線やボディーランゲージなどの、
言外のメッセージからそんな感情を受取ること。
 
それが私たちができる、
 
唯一無二の「リサーチ法」だと私は考えています。
 
 
TVを消して、耳をすませば、人の声が聞こえる
 
 
「TVは禁止ですよ!!!!」
 
と、いいたいわけではありません。
 
ただ、それ以上に大事なことは、あります。
 
息吹。
 
生命の息吹。
 
私、和田光太、
 
ひとりのしがないコピーライターは
 
「大衆」
 
「ブーム」
 
「流行り」
 
「時代性」
 
そんなふわふわとした掴みどころがなく、
 
尚且つ、本当に心から人がそれを望んでいるか、
怪しいものを求めてペンを走らせるのではなく、
 
「一人の個人」
 
「ちっぽけな人間」
 
「何処にでも居る普通のサラリーマン」
 
「近所のおばちゃん」
 
そんな、平凡だけど、
 
今を頑張って生きている
 
「リアル」に、そこに存在している
人たちの生活を一ミリでもよくする、
 
そんなコピーを書く、
書ける人間でありたいと、
常々私は願っています。

 


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