towerlookingup&through

和田です。

続いて中学時代の恋愛談について話していこうと思います。

前回の初恋の話で私の小学校時代の恋について語りました。

その続きとなります。

小学校はそのまま卒業して普通に地元の区立中学に進みました。

その小学校で好きだった彼女も同じ中学校へと進みました。

とにかく一緒のクラスになってほしい、と思っていました。

しかし結局は入学式、クラス分けの掲示板を見ると
私と彼女のクラスは違っていました。

彼女とは結局3年間同じ中学校にいましたが
一緒のクラスには最終的にもなりませんでした。

中学校:新生活でウキウキ

さて私が配置された1ーBのクラス。

小学校時代の知り合いは何人かいましたが
5、6年生の頃のクラスメイトは一人もいませんでした。

これはとてもめずらしいことなのですが
5、6年生のクラスであまり馴染めなかった私としては
むしろ好都合に感じていました。

小学校2、3年生くらいの頃の
お調子者の性格を幾分取り戻し
クラスで目立とうと頑張りました。

小学校5,6年時代は友達が基本的にいなかったのですが、
1-B組には小学校3,4年生時代の親友がいました。

初めは彼とつるんでいました。
一緒にバスケ部に入ろうなどと話していました。

小学校5,6年の頃の孤独時代から脱却される期待がありました。

しかしそんな期待は当時の私には想像もつかない形で裏切られます。

席替えはビッグイベントでした

それは最初の席替えでした。

私は妙な女の子の隣の席になってしまったのです。

その子はとにかくよく喋る子でした。
初対面にもかかわらず喋りかけてきて
当時女の子に慣れていない私はとてもびっくりしたのを覚えています。

初めはどう対応していいかわからず

「うん」
とか
「ああ」
とか

そんな生返事ばかり返していましたが
彼女は気に返さず、依然明るく楽しそうに話しかけてくれました。

当時正直な話すごく嬉しかったのを覚えています。

彼女とはすぐに仲良くなりました。

初めは困惑していた私も次第に慣れて
軽口などを言い合える仲になりました。

授業中もよく会話をしていましたが
うるさいとよく先生に注意されましたので

女子のように筆記で会話をしたりしていました。
また赤ペン貸して、などのブロックサインも作りました。

周りのクラスメイトからは夫婦みたいだと、常にからかわれました。

彼女は気にしていないようでしたが、
私は恥ずかしいので必死に否定していました。

それでも小学校5,6年と孤独だった自分にとって
彼女は光でした。

ここまでお読みになって、
私が彼女に恋をしていたのだとお考えになるかもしれません。

恋の三角関係?

しかしそうではありませんでした。

なぜなら私は彼女の親友の女の子に惹かれていたからです。

サバサバしていた彼女とは違い、その親友の子は女の子らしく愛嬌のある性格でした。

彼女がきっかけでその子とも仲良くなり、次第にその子に惹かれていきました。

休み時間や昼休みは男子連中や小学校3,4年の頃の親友と
つるむのをやめ、

彼女と、その親友と3人でおしゃべりをするようになりました。

給食後の昼休みは校庭で男子連中とドッジボールやサッカーをしていましたが
教室で3人でおしゃべりするようになりました。

部活も仮入部したバスケ部に行くのをやめ
彼女の親友の子が入ったテニス部に入りました。

今考えてみると
小学校3,4年時代の親友をことごとく裏切って
女子ばかり追っかけていたことが分かり、本当に情けなく感じます。

男友達も大事にしないと女友達もついてこない

というのは後になって分かったことでした。

地味な根暗男子が両手に華…?

それはさておき

しばらく3人で幸せな時間を過ごしていました。

私は彼女の親友に恋していましたが、
彼女もまた大切に思っていました。

彼女の親友もすれ違い様に肩を叩いてきたり、
二の腕をつかんできたり、
私の事を憎からず思っているようでした。

彼女は恋愛沙汰には興味がない様子でしたが
なんとなく私達の気持ちに気づいているようでした。

3人でテストの点で争って一喜一憂したり
英検の勉強をぺちゃくちゃしゃべりながらしたり、
楽しい時間を過ごしました。

3人の変化…

しかし変化が訪れます。

2回目の席替えで、私は彼女と離れました。

それ自体は別に普通ですし、
席が離れても関係なく仲良く出来るだろうと私は思っていました。

ところが彼女は次に隣り合った男子とまた仲良くしだしたのです。

私の頃と同じでした。

彼女の新しい隣人はおとなしい男の子でしたが
初めは彼女の勢いに飲まれていた彼も次第に打ち解けていっていたようでした。

休み時間なども彼女の親友も交えて
その3人で過ごそうとしたりしていました。

私はショックを受けました。
光だと思っていた彼女が闇に感じました。

席が離れても普通にまた話そうと思っていましたが
怒りや恐怖、不安、惨めな気持ちなどが入り混じって、
なんとなく彼女とは話さなくなりました。

惹かれていた彼女の親友とはまだ普通に話していましたが
彼女という存在がいなくなり、なんとなく段々と疎遠になっていきました。

彼女も結局その新しい隣人とまた私の頃のように
すごく仲良くなることはできなかったようでした。

おそらくその彼は私とは違い男友達を優先したのでしょう。

それでも意地もあったので私は彼女と依然あまり話さなくなりました。

周りからは夫婦喧嘩か?

とからかわれましたが、心境は全然別のものでした。

嫉妬、、、

そんな感情もまだ、よく、わからないものでした。

休み時間も男子連中のところに戻ったりしましたが
どこか壁を感じました。

バスケ部の友人とつるみだした3、4年時代の親友とは
もうはっきりと距離ができていました。

「また、孤独に戻るのか」

そんな覚悟もしていました。

しかしまた転機はやってきます。

それはまた、席替え。

どれだけ中学生にとって席替えが重大イベントかよく分かります。

3回目の席替えで、私はまた彼女の近くの席になりました。

正確に言うと、私の右斜の席が彼女、つまり私の隣の子の前が彼女でした。

こんがらがっていく感情

同じ班にもなったことで少しまた話すようにもなりました。

休み時間などもまた彼女と彼女の親友と3人で
過ごすようにもなりました。

しかし彼女は今回も新しい隣人の男子と仲良くしだし
それをすぐ後ろで見て、聞く、私はなんとも辛い気持ちがありました。

彼女が話す内容、家族のことなど、
全て私が過去に聞かされた内容で、
それをまた楽しそうに目の前で談笑する彼女に
なんとも言えないいらだちを抱いていました。

お返し、という気持ちがあったのかどうか定かではありませんが
私も新しく隣になった女の子と仲良くおしゃべりをし出しました。

授業中なども話していたため、
先生に
「このカップルはうるさい」
と怒られたりしましたが、
それは私にとっては何故かとても不快な感じでした。

カップル呼ばわりされるのはアイツとだけでいい。

そんななんとも言えない妙な気持ちがあったことを覚えています。

やはりどこか彼女に対しては特別な思いがあったのでしょう。

惹かれていたのは彼女の親友のはず、なのに___

彼女もなんとも言えない妙な態度で私に接していました。

隣だった頃は
部活で走っている私に声援を送ってくれたり、
腕を骨折してギブスをして登校した私の代わりに
ノートを取ってくれたり

私の味方で優しかった彼女が

この頃はどこか刺々しく、

「和田くんを明るくさせたのは私のお陰なんだからね」

とかちょっと怒った感じで言ってきたり
よくわからない感じでした。

再び彼女の隣に

しかしまたまた転機は訪れます。

なんとまた私と彼女が隣同士になったのです。

席替えではありません。

どういうことか、説明します。

ある日、私のクラスから一人、他の学校へ転校する男子生徒が現れました。

親の転勤だとかそういったよくある話でした。

彼は私の前の前の席だったため、そこが空くことになりました。

そうしてポツンと空いていてはおかしい、ということになり、後ろの男子たちが前にずれることになり、
結果、私もひとつ前の席になり、彼女の隣にまたなったということなのです。

そうして再び私は彼女の隣の席になったのでした。

嬉しい気持ちと不安な気持ちの両方が、私にはありました。

周りもまたあそこ隣同士かよー
という感じで苦笑していたのを覚えています。

彼女の親友からは

2人は運命の糸で繋がっているんだね

と大げさなことを言われ複雑な気分にもなりました。

そして、彼女はまた変わりました。

また優しくなったのです。

また授業中に話して怒られるようになり、
ブロックサインで会話をしたりする日々が始まりました。

彼女は基本的に隣の席の子には優しく接するようでした。

私はでもそんな彼女に以前の時のように
特別なものを感じられなくなりました。

どこか彼女が理解できなかったからです。

元々彼女の親友に惹かれていたこともあって
3人で過ごしている時なども、
どちらかというと彼女の親友の方を贔屓するようになりました。

彼女の親友とは部活がテニス部で一緒でしたが
基本的に男女では練習場所も違ったため、あまり部活での関わりはありませんでした。

そのため3人でいる時にアプローチするしかなかったのです。

アプローチ開始!

アプローチと言ってもなんてことはありません。

少し褒めたり
些細なものプレゼントしたり、そんな程度のものです。

当時中学1年の自分にはデートは勿論、
放課後に2人でいたり、一緒に帰ったりするだけでも
敷居がとんでもなく高いものでした。

というかそんなことが周りに知れたら
どんな風に冷やかされるのやらと思っていました。

だから恋心を持っていても
特にどうしたいということもなく
話せて笑顔が見られれば満足でした。

彼女の親友も仲良くはしてくれるものの、
特に何か誘ってきたりとかそういったことはありませんでした。

自分もこのままでいい、と思っていました。

終わる3人の時間

しかしある日、彼女と彼女の親友が喧嘩をします。

原因はよくわからなかったのですが、
とにかく彼女たちは仲違いし、
彼女の親友は別の女の子とつるむようになりました。

自分は3人で過ごす時間が好きだったので困惑し、悲しい気持ちになりました。

隣の席の彼女に仲直りしてよ、と伝えるものの
できない、と言われるだけでした。

結果昼休みなどで3人で過ごすことはなくなります。

私は彼女と主に2人で過ごすことになりました。

彼女の親友は新しい親友の子といたため、あまり馴染みがない私は近寄れませんでした。

惹かれていた女の子と離れ、私は悲しくなりました。

部活などで何とか話したりはしましたが、
教室では傍に彼女がいる私とは基本的に話しませんでした。

彼女の近くにいることをやめれば、また仲良くできたかもしれません。

しかし私はそれはできませんでした。

__それは彼女の望みでもあったにも、かかわらず

生涯初デート

ある日の学校帰り、
私は帰路で一人で家に帰る途中の彼女を発見します。

私も一人でした。

前方に彼女の姿を見つけた私は、まずいという気持ちになりました。

なぜ?と思われることでしょう。

しかし前述した通り、女の子と2人で帰る行為は私にとって
ハードルが高い行為だったのです。
緊張を伴う行為なわけです。
ドキドキするわけです。逃げたくなるわけです。

小学校の初恋で、休みの日に初恋の少女に出会った時
感じた気持ちとそれはよく似ていました。

私は歩くスピードを落としました。

彼女に追いつかないようにしたのです。

なんというヘタレでしょう。

しかし彼女は信号で止まります。

あえなく追いついてしまい、私は彼女と出会い、
一緒に帰ることになりました。

それが生涯初の下校デートでした。

彼女の言葉

家がそこそこ近いことも知っていたので同じ方向に歩き出します。

自分は緊張していましたが
今でも話した内容は覚えています。

それは彼女の親友の話でした。

彼女は私に構わないで
親友と仲良くしてくれと私に頼みました。

「きっと和田くんと話せなくなって寂しく思ってると思うから」

そんなセリフを彼女はいいました。

私の心境は複雑でした。

否、どこか怒りに似た感情がありました。

それは本当に彼女の本心なのだろうか、と感じました。

「寂しく思ってるのは、お前の方なんじゃないか」

私が彼女に返した言葉はそれでした。

光と闇の少女

私はとにかく2人にまた仲良くなって貰いたかったのだと思います。

結局、そのままその日は別れました。

その後、どこか彼女は私を避けるようになり、
私はまた孤独になりました。

彼女の元親友へ抱いていた気持ちも何処かへ消え、
何故か彼女のことばかり気にするようになりました。

しかしその後彼女と私がまた元のように仲良くなることはありませんでした。

私には依然彼女のことが分かりません。

彼女と彼女の親友が喧嘩した時

私が彼女の親友に彼女の何がイヤになったのか
聞き、彼女の親友が語った言葉で
印象に残っているものがあります。

「あの子には、光と闇があるから」

 


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